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歯磨き粉ってどれを使えば良い?歯周病編

こんちには、かんです。

記録的大雪の影響がまだ続いていますね。大変です。

前回の虫歯予防に特化した歯磨き粉につづき、今回は歯周病予防のために有効な歯磨き粉について調べてみましょう。

まず、歯周組織とは?

歯周組織は、文字通り、歯の周りの組織のことで、歯を支えている組織です。

木が土の中に根を張ってしっかり立っているように、顎骨の中に歯の歯根が植っています。

しかし、顎骨に歯根がただ植っているだけでは、歯は顎骨から簡単に抜けてしまいます。

噛む力がかかっても歯が骨から抜けないように、歯と骨の間で、しっかり歯を支えているのが「歯周組織」です。

具体的に歯周組織は、1)歯肉、2)セメント質、3)歯根膜、4)歯槽骨によって構成されています。

(写真1)歯周組織のレントゲン象。レントゲン上で、セメント質や歯槽骨は硬いので白く、柔らかい歯根膜は黒く写ります。

歯肉はいわゆる歯茎のことで、上皮組織です。

セメント質は歯根の象牙質表面についている硬組織で、ここに後述の歯根膜が入り込みます。

歯根膜は、セメント質と歯槽骨の間に規則的に配列されているコラーゲンを主成分とする線維性の組織です。歯根膜は歯のクッション材のようなもので、噛む力を緩衝してくれますし、噛むときの感覚を司ります。

歯槽骨は、歯が植っている顎骨の部分をいいます。

歯周病について

歯周病は、歯についたプラークという細菌の塊によって歯周組織に炎症が引き起こされ、歯周組織が破壊される病気で、その原因は歯周病原菌による細菌感染です。

最初は、歯肉の炎症による発赤・腫脹・出血からはじまりますが、放置すると歯根膜や歯槽骨が破壊されることになります。

(写真2)歯周病によって破壊された歯周組織。歯槽骨が破壊されたところは、レントゲン写真上で黒く写ります。

一度破壊された歯根膜や歯槽骨はなかなか再生しません。

さらに、歯周病は、歯を失う最大の原因になることはもちろん、糖尿病や心臓病など、全身に影響を及ぼす恐ろしい病気ですので、なる前に予防することがとても大切です。

歯周病予防に必要な歯磨き粉成分は?

(図1)歯周病予防に有効な成分(LION資料より)

ライオンのシステマシリーズの資料を中心に説明していきますが、

歯周病予防の戦略としては、1)歯周病原菌の殺菌、2)歯肉を歯周病から強くする、3)歯肉の炎症を抑えるといった感じです。

1)殺菌成分:IPMP(イソプロピルメチルフェノール)CPC(塩化セチルピリジニウム)、ラウロイルサルコシンナトリウム

2)歯肉細胞の活性化・歯肉強化:ビタミンE

3)歯肉の炎症抑制:トラネキサム酸、イプシロン-アミノカプロン酸、βグリチルレチン酸

特に、IPMPは、バイオフィルムでお薬に対する耐性ができてしまった場合にも効果があるといわれています。

(図2)IPMPはバイオフィルム浸透性があるといわれています。(LION資料より)

また、歯肉の炎症によって歯肉が出血しやすい状態になると、歯周病原菌が増えやすくなるので、トラネキサム酸などで炎症を抑えて出血しにくい歯肉にすることも大切です。

その他に、粘度があって歯に留まりやすい性状が必要です。薬用成分が歯に長く残存してくれることで、薬効の持続が期待できます。また、研磨剤が入っていると歯がすり減りやすいので、特に歯周病で歯肉が下がって歯根が見えている方は、研磨剤が入っていないことが推奨されます。

(図3)システマSP-Tジェル、歯周病リスクの高い方に特に有効です(LION資料より)

システマシリーズの中でも、「SP-Tジェル」が歯周病予防のための薬用成分がしっかり配合されていて、研磨剤無配合・高粘性なので、特に歯周病のリスクが高い方にオススメの歯磨き粉です。

以上、歯周病予防のために有効な歯磨き粉について書いてみました。

正しい歯ブラシと歯磨き粉の使用で、歯周病の予防はもちろん、すでに進んでしまった歯周病の進行を止めることもできます。

みなさんで歯ブラシを頑張りましょう!

富山市総曲輪の歯医者|金川歯科

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